洗い米という、お米を美味しく炊くための必殺技をご存知だろうか。
有名な料理研究家の土井善晴さんが提唱しているお米の炊き方で、うちもこの洗い米を導入するようになって、お米がとても美味しく炊けるようになった。
今回はそんな洗い米のやり方を紹介しよう。
お米は乾物
なんとなく忘れてしまいがちだが、お米ってやつは乾物である。そのため、いかに水分を吸収されてから炊くかが非常に重要なのだ。同時に、水というのはとても痛みやすく、水にずっとつけておくのはあまり良くないらしい。
通常の炊飯の場合、お米を研いでから、30分くらい水につけておいてそのまま炊く、という方法が一般的だろう。でもこのやり方だと、夏場とか特に水と米が痛みやすい。
じゃあ、どうすればいいのさ、という問いに対する回答が、洗い米なのである。
米を研いだらザルに上げておけ
洗米のやり方は非常に簡単だ。米を研いだ後、ザルに上げて放置しておくだけ。水につけておかなくても、ザルに上げているだけでも十分に吸水されるのだ。こうして40分ほど置いておけば、吸水と水切りが同時におこなわれて、とても美味しくご飯が炊けるぞ。
十分に吸水させてあとは、水を入れてすぐ炊いてしまってOKだ。
しかもこの洗い米のもうひとつの利点は、吸水させた後に保存が効くこと。吸水後にビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しておけば、次の日にそのまま使えてしまう。朝とかいちいちお米を研ぐのが面倒なときも、夜のうちに研いで置いて冷蔵庫に入れとくだけで、お米がいきなり使える状態になっているという魔法の方法なのである。
とても簡単で、保存も効いて便利なので、ぜひ試してみてほしいぞ。