
酢豚と聞くと、揚げ物だし家で作るのは大変そうだと思うのが人情である。しかも、クックドゥとか街の定食屋で食べる酢豚とか、ケチャップ味であんまり美味しいイメージがない人もいるだろう。
あまい、あますぎる。スピードワゴン井戸田よりも甘ーーいぞ。
酢豚だって中華料理だ。手早く美味しく作れる料理のひとつなのだ。油は確かに使うけど。家で作るのにも適した料理なので、ぜひ挑戦してみてほしい。
ちなみに、酢豚という料理は、地方によって実はいろんなタイプがある。ほら、パイナップルが入ったやつとか、飯屋によってもけっこう差が出る料理なんだぜ。
今回紹介するのは北京風の酢豚だ。北京風の酢豚は、黒酢と豚肉だけで作るんだけど、なんとなく野菜も入れたので、本格的な北京風ではないかもしれないけど、まあ、勘弁。だって、野菜ほしいじゃん!
材料(2人分)
- 豚肉(ヒレとか)…250gくらい
- チンゲンサイ…1袋
- ピーマン…5つくらい
- 水…大さじ2
- 片栗粉…大さじ4
- サラダ油…小さじ1
甘酢
- ねぎ…半分くらい
- 生姜…高さ2ミリくらいの量
- 黒酢…大さじ2
- 砂糖…大さじ2
- 醤油…大さじ1
- 料理酒…大さじ2
- 水…大さじ1
- 片栗粉…小さじ1
作り方
材料はこんな感じ。
1.タレを作る
まずは、葱と生姜を切る。量はこんな感じ。両方ともみじん切りにしてね。
したら、ボウルに開けて、黒酢(大さじ2)、砂糖(大さじ2)、醤油(大さじ1)、料理酒(大さじ2)、水(大さじ1)を投入してかき混ぜておく。
タレはいったんこれでOK。調理の直前で、片栗粉入れるんで、忘れないようにな。
2.野菜を切る
チンゲンサイは適当にバラすだけでおk。チンゲンサイなければ別に小松菜でもいいし、なんでもいいよ。
ピーマン。もう好きに切ってくれ。
3.肉の下ごしらえ
カレー用の豚肉とかだと楽ちんだよ。火が通りやすいように、包丁で切れ目を入れておくといいぞ。豚肉の生焼けは怖いからな。
これに醤油と酒を適当にドバっと入れて、揉み込むんだ。スーパーとかでゲットできる透明なビニール袋を手にはめてやると、汚れなくていいよ。
これで肉の下ごしらえは完了だ。
4.水溶き片栗粉を用意
片栗粉大さじ4に水大さじ2を加えて、とろみが出る感じにかき混ぜる。なんか上手く行かなかったら、片栗粉や水を足して調整してね。片栗粉入れすぎると、粘土みたいになるから注意な。
5.野菜を素揚げする
油はそんなにたくさん入れなくても大丈夫。肉が半分浸かる程度で大丈夫。
油を熱して、ピーマンとチンゲンサイを素揚げする。一瞬でいいよ。チンゲンサイとか鬼のように油が跳ねるから気をつけてね。跳ねるの嫌なら、別に揚げなくてもいいぜ。
6.お肉を揚げる
油の温度が160度くらいになったら、お肉を入れていく。160度がどれくらいかというと、水溶き片栗粉を垂らして衣になるくらいらしいけど、俺もよくわからん。
下ごしらえした肉を、水溶き片栗粉に絡ませて、ひとつひとつ油に投入していこう。めっちゃ美味しそうな音がするので、よだれ注意な。
ひっくり返したり、鍋を傾けて油溜まりを作ったりして、全体的に火を通していく。
こんな感じに揚がったらOK。
7.タレを熱して、具を絡ませて完成
油を捨てて、用意しておいた甘酢に片栗粉を小さじ1ほど加えてから、鍋に投入する。
すぐさま、肉と野菜を投入して、タレとよく絡ませたら完成だ。
めちゃめちゃビールとご飯に合うから、ぜひ週末の夜とかに作ってみてくれ。
夏の暑いときにキンキンに冷えたビールと一緒に食べるのも良し、冬の寒い夜に、温かいご飯と一緒に食べるのも良し。調理時間は20分くらいと、けっこう簡単にできるのでオススメだぞ。油もそんなにたくさん使わなくていいから、処理を気にしなくていいのもよい。使用済みの油は、次の日の炒め物に使ってもいいし、ペーパータオルに吸わせてゴミ箱ぽいでも大丈夫な量だ。
一緒に入れる野菜はわりとなんでもいいし、肉だけでもイケるので、お試しあれ。